2022.06.23

【EC事業者必見!】商品ページURLの最適な決め方

いつもご覧いただきありがとうございます。
福岡のホームページ制作レモン、代表の宇尾です。

今回はECサイトを運営している方に向け、商品ページのURLの正しい設定方法をご紹介いたします。

正しく設定することで以下のようなメリットがあります。

●商品ページを早く検索にヒットできるようになる
●クローラの誤認による意図しないページ破棄を防げる

それでは見ていきましょう。

商品ページURLを正しく設定する理由

そもそもなぜURLを正しく設定すべきなのか?

検索の際に使われるGoogle検索(Yahoo!検索もシステムはGoogleをベースに使ってます)では、クローラと呼ばれるサイト情報を収集するロボットが定期的に循環しています。

そのクローラが収集した情報をもとに、私たちのWebサイトの順位や評価が決まっていくのですが、クローラはあくまでロボットなので人のように視覚でサイトを認識できるわけではありません。

なのでロボットが分かりやすく収集できるように、サイトの構造を正しく設計する必要がでてくるわけです。

それはURLとってもしかりで、簡単なトップページや固定ページ(階層1まで)ならともかく、よりサイト構造が複雑になりやすいECサイトなどの商品ページでは、正しいURL記述を行うことでクローラが認識しやすくなり、結果インデックス登録もしやすくなります。

インデックス登録とは、クローラが発見したページを検索エンジンのデータベースに登録することをいいます。

登録されることで始めて検索結果に表示されるようになるので、クローラが読みやすいサイト構造設計は非常に大事な部分です。

商品ページURLの正しい設定方法

一般的なURLに関してのベストプラクティスとして、Googleでは以下のような使用を推奨しています。

URL に関する一般的なベスト プラクティス

URLにそのページの内容を示す語句を追加することで、Googleがページをより正確に把握しやすくなります。

また、URLにクエリパラメータを使用する場合は?value ではなく ?key=valueを使用することで、より効率的にクロールとインデックス登録を行うことができるようです。

URL のクエリ パラメータに関するベスト プラクティス

商品バリエーションごとにURLを使用する場合の正しい設定方法

同一商品で色違いやサイズ違いなど、商品バリエーションごとにURLを使用する場合があるかと思います。
その場合は以下のURLどちらかを設定することをおすすめします。

・パスセグメント(例: /t-shirt/green)
・クエリ パラメータ(例: /t-shirt?color=green)

商品バリエーションごとにクエリパラメータを使用する場合は、クエリパラメータを除いたURLを正規URLとして使用します。

※正規URLとは、サイト上の同一内容のページの中で、最も代表的なページとGoogleが判断したページのことをいいます。正規URLを使用しないと同一内容のページは重複サイトと見なされるので、SEOとしてマイナス評価になりかねないです。

例えば、メインであるTシャツの色(color)が青(blue)の場合、正規URLとして /t-shirtを使用します。/t-shirt?color=blue は使用しません。

その場合、別の色で緑(green)がある時は、そのページURLを/t-shirt?color=greenに設定する必要があります。

これにより、Googleが商品バリエーション同士の関係をより把握できるようになります。

注意)商品バリエーションが変わっても同じURLを共有している場合は上記の例を気にする必要はありません。あくまで商品バリエーションごとにURLを使用している場合を対象としています。

今のECサイトのURL構造を見直すべき?

Googleが推奨しているURL構造から大きくずれていなければ基本見直す必要はないでしょう。

見直すリスク、例えば一時的とは言えURLを変えることで検索順位に悪い影響がでる場合もあるからです。

ただ現在運営しているECサイトで、上記の推奨事項から大きく逸脱している場合、URL構造が複雑になり、クロールやインデックスになにかしら問題が生じている場合は見直しを検討したほうがいいかもしれません。

URL構造を見直すことで、クロールに正しく認識さるようになるため、結果として検索順位にも好影響をもたらします。

商品URLを正しく設定し、SEO効果のある対策を行い、商品ページからの見込み顧客流入を狙っていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考:e コマース ウェブサイトの URL 構造を設計する|Googleドキュメント